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ささやき橋
水も流れておらず何の変哲もない、幅1m長さ3mという小さな石の橋ですが、鞆の浦の悲しい歴史を伝承する場所とされています。 その昔、朝鮮からの使節が宿泊港としていたこの地で、朝鮮の大使が鞆に泊まっていた時、大使の世話をする役目の美しい遊女と...
大使を接待するために京より派遣された役人が深き恋仲となり、人目を忍んでこの「ささやき橋」のたもとで夜ごと、ふたりが逢瀬を重ねていましたが、とうとう上官に見つかってしまい、二人は抱き合えぬようにと後ろ手に縛られて、鞆の海底深く沈められたと伝えられています。
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