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岡本家長屋門
旧福山城郭内に所在した建物で、明治6年(1873年)、廃城令によって福山城が取り壊された際に遺構が民間に払い下げられることとなり、醸造業を営んでいた岡本家が折しも火災で建物を失っていたことからこの福山城の長屋門を買い取って現在地に移築し店舗...
を復興させたとされています。もともと両側に番所を有していた造りでしたが、現在は左側のみとなっており、福山市の重要文化財に指定されている江戸時代初期の福山城郭内の遺構として貴重なものとされています。 また、岡本家は安政2年(1855年)に清酒業を始め、明治にはいって保命酒が元祖・中村家の専売でなくなると、当時中村家と懇意にしていた岡本亀太郎が醸造器材を中村家より譲り受けて保命酒業を始めたとされ、現在4軒残っている保命酒製造業者のひとつとなっています。
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