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光明三昧院【光明坊】
奈良時代の天平二年(730年)聖武天皇の勅願により行基菩薩が創建したと伝えられる生口島最古の寺院。創建から450年経った平安時代の末、後白河法皇から天下泰平の勅願所として光明三昧院の名前を賜り、法皇の皇女「如念尼(にょねんに)」という方が住...
職としてお住みになったことから皇室ゆかりのお寺となりました。如念尼は当時浄土宗を開いた法然上人(ほうねんしょうにん)に深く帰依していた為、後に讃岐に流されていた法然上人もこの地に立ち寄られたと伝えられており、境内には法然上人と如念尼、それと如念尼の侍女(じじょ)として付き従っていた松虫と鈴虫の四人の五輪塔(墓石)があります。文化財の多い寺としても知られ、鎌倉時代作の十三重石塔やご本尊の木造阿弥陀如来坐像が国の重要文化財となっております。また、境内のビャクシンの巨木は、法然上人が突き立てた杖が根付いて成長したものと伝えられ、県の天然記念物となっています。
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