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水道丸(馬島.小島 .来島への水供給)
今治市に属する有人島である馬島・小島・来島への水の供給として、昭和29年(1954年)12月から平成20年(2008年)4月まで今治水道局が所有する5代に渡って活躍した給水船「水道丸」が、毎朝、生活に欠かせない水を届けるために淡水約30トン...
を全長12メートルの船のタンクに積み、時化(しけ)の日も休むことなく今治市の波止浜港を出港していました。地形によって変わる潮流を読み、巧みに船を操って島を回り、水はポンプで島の高台にある配水池にくみ上げられ、各家庭に行き渡るように島の人々は飲み水から生活用水まで分け合って大切に使っていました。平成20年(2008年)3月に来島・小島へは海底送水管が布設され、馬島へは来島海峡第三大橋へ添架された送水管が接続されたため、「水道丸」の役目も終わることとなりました。
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