1ニコニコ観光

山陰 ①やまなみ街道(尾道~松江)

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尾道市

江戸時代、北海道の物産を関西地方へ運んだ北前船の寄港地として、大阪の大商人達の出店や中継問屋が軒を連ねて賑わっておりました。その為、商人の力が非常に強く、有力な商人たちは領主様並みに各々自分の菩提寺を建て、かつては、旧尾道市内2㎞四方くらい...

の地域に八十一ヶ寺もあった程でした。この様に、港町・商業都市として賑わった尾道では動くお金の量も多く、お金の落ちる街と領主の浅野家でも言われていたほどでした。 明治31年(1898年)に市政が施かれ、周辺の町村を次々と合併して大きくなって行きました。 尾ノ道、名前のとおり尾根のすその狭い道の周辺に街が発達してきこの街は、海岸まで山が迫っており坂の多い処でこの風景を引き立てる役目を果たしています。それゆえ、土地が狭いことが幸いし大資本などによる観光開発が入れないことが、「手つかずの観光地」として残されている由縁と考えられています。この街の古い文化の香りときれいな風景にひかれ、この地を訪れた文人墨客(ぶんじんぼっきゃく)の頼山陽(らいさんよう)・十返舎一九(じっぺんしゃいっく)・吉井勇(よしいいさむ)・金田一京助(きんだいちきょうすけ)・正岡子規(まさおかしき)・志賀直哉(しがなおや)などの作品の舞台になっています。 また、1980年代には大林宣彦(おおばやしのぶひこ)氏がこの街を舞台に撮影した「尾道三部作」 、1982年転校生(小林聡美さん主演)・1983年時をかける少女(原田知世さん主演)・1985年さびしんぼう(富田靖子さん主演)によって、一躍尾道の名前が広まりました。

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