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山陰 ②出雲・松江周辺

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仮名手本忠臣蔵(通称“忠臣蔵”)

寛延元年(1748年)8月、大坂竹本座にて初演された全十一段の構成から成る人形浄瑠璃および歌舞伎の演目のひとつである「仮名手本忠臣蔵」を、通称“忠臣蔵”と呼びます。 その内容は江戸時代に実際に起きた事件やお家騒動などを描いたものでしたが、...

そうした事件で実名を使って実録風に描くと場合によっては幕政批判につながりかねないことから、当時はそうした物語の多くを鎌倉時代や『太平記』の時代の世界に仮託して描き、時代物と呼んでいました。その忠臣蔵の主役のひとりである 『浅野内匠頭』 を、この地で鎌倉時代後期から南北朝時代にかけて鎌倉幕府出雲国守護の武将であった塩冶高貞(えんやたかさだ)に見立てた作品とされています。

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