1ニコニコ観光

山陰 ③大社町周辺

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名物・ぜんざい

出雲地方では旧暦の10月に全国から八百万(やおよろず)の神々が集まり、出雲大社を中心に「神在祭(かみありさい)」という神事が執り行われます。このお祭りの時に振る舞われた「神在餅(じんざいもち)」が、出雲弁の訛りで「ずんざい」と伝わり「ぜんざ...

い」と変化して京都に伝わったとされています。  「ぜんざい」の発祥は出雲であるということは、江戸初期の文献 『祇園物語』 の中で次のように記されています。「出雲國に神在もちいと申事あり。京にてぜんざいもちいと申ハ。これを申あやまるにや。10月にハ日本國の諸神ミな出雲國にあつまり玉ふゆへに。神在と申なり。その祭に赤豆をにて汁をおほくし。すこし餅を入まいらせ節々まつり候を。神在もちい申よし。」 他にも「梅村載筆」(林羅山筆:儒学者)、「雲陽誌」にも記されています。

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