8
稲佐の浜にまつわる神話=②
『国引き神話』のあらまし 昔、出雲の国の形を見た八束水臣津野命(やつかみずおみつのみこと)は、国が小さいのでもっと大きくしようと思い、新羅の国(現在の朝鮮半島)や現在の北陸地方の余りの土地を切り取り、網をかけて「国来国来(くにこくにこ...
)」とかけ声を掛けながら出雲の国に引き寄せました。 その引いた土地が現在の島根半島となり、その時の国引きの綱が『稲佐の浜』と鳥取県の『弓が浜』に変わり、綱を結び付けた杭が『三瓶山』と鳥取県の『大山』だと言われています。また、出雲各地には土地を繋ぎ止めたとされる要石(かなめいし)が残っております。 「国引き」を終えられた八束水臣津野命は、杖を突き「おゑ」と言われ、国引き終了を宣言しました。 その際に杖で突いた場所には、草木が生い茂り、その場所が東出雲の『意宇の森(おうのもり)』になったと伝えられています。
次のポイントへ ポイント選択へ戻る