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鯛網
瀬戸内海の初夏を告げる風物詩として、この地での伝統魚法である「鯛網」。 外洋で冬を過ごした鯛は初夏、豊後水道・紀伊水道を抜けて、産卵のため波穏やかな瀬戸内海中央部の鞆の浦沖へとやってきます。昔、このあたりは魚島と呼ばれるくらい島と見違える...
程たくさんの鯛の群れが泳いたそうで、人々は沿岸に網を張って岸近くに寄ってくる鯛を獲っておりましたが、寛永9年(1632年)頃からは、沖に出て鯛を獲る魚法 『鯛網』 が代わって行われるようになりましたが、現在では漁業としての鯛網は行われておらず、 『観光鯛網』 として毎年5月に行われるのみとなっています。
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