36
医王寺
天長3年(826年)弘法大師、空海の開基と伝えられている真言宗の寺院。 一度焼失し、関ヶ原の合戦後に再建され、今日に至っています。鐘楼(しょうろう)は寛永年間(1620年頃)、本堂は貞享(じょうきょう)2年(1685年)に藩主水野氏により...
再建されたもので、ご本尊は寺の秘仏とされ厨子に納められている『木造薬師如来立像』であり、広島県の重要文化財に指定されています。その他にも県指定の重要文化財『木造十一面観音立像』や市指定の『木造阿弥陀如来坐像』などが安置されています。そして奥の長い階段を昇ると、聖徳太子を祀る太子殿があり、ここから眼下に広がる鞆の街並みの絶景を眺めることが出来ます。1826年にはオランダの医師シーボルトが訪れた記録が残っており、彼もこの絶景を堪能したのではないでしょうか。
次のポイントへ ポイント選択へ戻る