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太田家住宅・鞆七卿落遺跡
鞆の港の側の狭い街路の両側には、古い漆喰塗本瓦葺きの町家が続いており、その一角にある保命酒の本家は『中村邸は鞆七卿落遺跡』 と称されています。 徳川幕府が終わりに近づいた文久３年（1863年）、討幕計画に失敗した三条実美（さんじょう さね...
とみ）ら国政を担う職位についていた7人の 公卿（くぎょう） は、京都を逃れて長州に落ち延びて行く途中、鞆に立ち寄り泊まったのが 『中村邸』 とされています。中村邸は桁行（けたゆき）十間半、梁間（りょうかん）十二間、本瓦葺き二階建ての母屋の他、別棟や酒倉などもある立派な邸宅で、現在でも当時のまま保存され、その一帯は県の史跡に指定されています。
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