13
敷名の千年藤
平家物語の巻4の 「還御」の項に『敷名の藤の物語』 があります。 治承4年(1180年)平清盛が連れた高倉上皇一行が、厳島参拝の帰途に敷名沖で停泊をしていた際に、敷名の浜に美しく咲いている藤の花を上皇が称賛し、 『千とせへん 君かよはひ...
に 藤なみの 松の枝にも かかりぬるかな』 と平安時代後期の公卿であった大納言、藤原 隆季(ふじわら の たかすえ)が歌を献じたことから、敷名の藤は、後世に 『千年藤』 と呼ばれるようになりました。
次のポイントへ ポイント選択へ戻る