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山陰 ②出雲・松江周辺

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一畑電車

明治45年(1912年)に一畑軽便鉄道株式会社として創設。 出雲市にある一畑寺(一畑薬師)への参詣者輸送を目的とした鉄道を計画したことが社名の由来とされ、大正3年(1914年)4月に出雲今市(現、電鉄出雲市)~雲州平田で営業運行が開始され...

ました。その翌年、大正4年(1915年)2月には雲州平田~一畑間を延伸して、創設当初の目的であった一畑薬師までの全線が開業されました。その後、時代の変化と共に全線電化され、大正14年(1925年)に一畑電気鉄道株式会社に社名が改称されました。昭和3年(1928年)4月に小境灘(現在の一畑口)~北松江(現在の松江しんじ湖温泉)間、昭和5年(1930年)2月には川跡~大社神門(現在の出雲大社前)間がそれぞれ開業しほぼ現在の形となりました。 しかし太平洋戦争末期の昭和19年(1944年)に一畑口駅から一畑駅間(3.3km) が不要不急路線であるとされ鉄材(レールなど)が供出されたため営業休止のまま終戦を迎え、その後復旧されることなく昭和35年(1960年)に廃止に至りました。 現在は持ち株会社に移行し一畑電車株式会社となり、北松江線(電鉄出雲市~松江しんじ湖温泉)・大社線(川跡~出雲大社前)の2路線を運行。ばたでんの愛称で広く親しまれています。

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